#0027 すぐお金を借りたがる人たち〜カードローンに頼る生活から抜け出すために

融資の話

こんにちは、ワタナベミエです。

銀行の融資担当をしていると、「どうしても今すぐお金が必要なんです」という相談を受けることがよくあります。

しかし、その背景には「借りること」自体が習慣化してしまい、自分の生活を見直すことなく、カードローンや借金に頼り続ける人たちの姿が見えてきます。

今回は実際にあった事例をもとに、カードローンを限度額いっぱい借りてしまう原因や、その解決策についてお話しします。


【20代女性】限度額いっぱいまで借りてもまだ足りない

先日、20代の女性から「カードローンの限度額をもっと増やして欲しい」という相談がありました。すでに限度額まで借りている状況なのに、さらに借りようとする姿に、心配を隠せませんでした。

このようなケースでは 「家計管理ができていない」 ことが大きな原因です。収入以上に支出が膨らみ、カードローンでその場をしのぐ。でもそれでは 借金地獄 から抜け出せません。

まず必要なのは、 「お給料の範囲で生活する習慣を身につけること」 です。カードローンは魔法の杖ではなく、未来の自分からお金を奪う行為だと自覚しましょう。


【60代男性】カードローンの年齢制限に怒り爆発

60代の男性が「カードローンが年齢制限で更新できないのはおかしい」と怒って相談に来ました。

しかし、 「カードローンは一生使えるわけではない」 ことは理解していただきたいポイントです。年齢とともに返済能力も変化します。

これまで借金で家計を補っていた人ほど、年齢制限に直面したときに生活が行き詰まります。だからこそ 「借りない生活」を早めに意識することが大切 なのです。


【40代男性】返しても返しても減らない借金の謎

40代の男性からは「ちゃんと返済しているのに借金が減らない」と相談に来店されました。
話を聞いていくと、なんてことはない 「返す以上に借りている」 ことが原因でした。

カードローンは 一度借りたら終わり ではなく、何度でも借りられるからこそ危険です。毎月の返済額は一見少なくても、その陰で追加の借入があれば残高は減りません。

「今ある借金を返すことを最優先にする」。追加借入しないことが、借金返済の第一歩です。


【50代女性】「勝手に申し込まれたカードローン」の勘違い

50代のお客さまが「勝手にカードローンが申し込みされている!」と怒って銀行に来店されたこともありました。しかし調べてみると、数年前にご自身が申し込みされていたものでした。

よくある相談が、 「自分で申し込んだことを忘れているケース」 気軽に申し込んだ結果、後から「そんな覚えはない!」と驚かれることが多いのです。

カードローンを含む金融商品は 「契約内容をよく理解した上で申し込む」 ことが鉄則です。


借金生活から抜け出すためにできること

カードローンなど借金地獄に悩んでいる人に共通して言えるのは、 「お金を借りる前に立ち止まることができなかった」 ということです。

借りることを考える前に、自分の家計や支出を見直しましょう。

借金生活から抜け出すための3つのアドバイス

  1. 家計簿をつけて収支を把握する
    まずは自分が月にいくら使っているのかを「見える化」しましょう。
    最近では、マネーフォワードMEやZaimなどの家計簿アプリを使えば、銀行口座やクレジットカードと連携して、自動的に支出を記録できます。
    紙の家計簿が続かない人でも、アプリならスマホで簡単に管理できますので、ぜひ活用してみてください。
  2. 収入の範囲で生活する習慣をつける
    「足りないから借りる」のではなく、「足りないなら使い方を見直す」ことが大切です。まずは、お給料の範囲内で生活することが重要です。
    固定費(スマホ代、サブスク、保険料など)を見直すだけでも、意外と無駄が見つかることがあります。
  3. どうしても困ったときは専門機関に相談する
    借金問題は一人で悩まず、弁護士や専門の相談窓口(法テラスや地方自治体の無料相談など)を利用するのも有効です。早めに相談することで、解決への道筋が見えてきます。

まとめ

カードローンは「いざというとき」に使うものであり、「日常の足りない分を補うもの」ではありません。借りる前に、「それは本当に必要な借金なのか?」を一度考えてください。

「借金返済が終わらない」「カードローンから抜け出せない」 という悩みを持つ人が、少しでも早く安心した生活を取り戻せるよう願っています。


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