こんにちは。
ワタナベミエです!
みなさん「クラッシャータイプの上司」という言葉をご存じですか?
クラッシャータイプの上司とは、部下に対する指導や管理の仕方が過度に厳しく、精神的な負担やストレスを与えすぎるため、部下が心身の健康を損なったり、やる気を失ったりする上司のことを指します。このような上司は、業績や結果を重視するあまり、人間関係や部下の感情を軽視する傾向があります。
具体的には以下のようなタイプの人を指すそうです。
1.過度なプレッシャーをかける
・毎日のように高い目標を課し、「これができないならお前に存在価値はない」などの言葉で 追い詰める。
・実現不可能な期限を設定し、完遂できないと部下を公然と叱責する。
2. 成果のみを評価
・「数字さえ達成すればいい」と言い、部下の努力やプロセスを無視する。
・逆に、少しでもミスをすれば成果全体を否定するような態度を取る。
3. 部下の人格を否定する
・部下のミスを「お前はいつもダメだ」「こんな簡単なこともできないのか」と攻撃的な言葉で批判。
・人前で恥をかかせるような発言をして、意図的に威圧感を与える。
4. 仕事を奪い取る
・「お前には無理だ」と言い、部下の仕事を自分でやってしまうことで、部下の成長機会を奪う。
・信頼関係が築けず、部下が相談しにくい雰囲気を作り出す。
5. 相談を無視
・部下の提案や意見に耳を傾けず、「余計なことを言うな」と一蹴する。
・結果的に部下が黙って従うしかない状況を作る。
今回はクラッシャー上司の思い出と称し、今では少しだけ笑える過去のお話しをしたいと思います。
振り返れば、今までに出会った支店長の中で、一番「強烈」だったのが、通称“クラッシャー支店長”です。毎日が緊張の連続で、当時の職員たちは何とか耐えるので精一杯でした。でも、今となっては「あれって一体何だったんだろう?」と笑ってしまうところもあります。
朝ごはんはパスタ? からの説教劇
ある日の朝、支店長が出勤したときのことです。その日の支店長は、自宅で朝ごはんにパスタを食べながら「部下の働きが悪い」と感じたらしく、怒りがフツフツとこみ上げてきたそうです。
そして支店に到着するなり、開口一番「全員立て!」と…。
私たちは訳もわからずロビーへ連れていかれました。
そこから全員を並ばせて30分間の説教が始まりました。内容は支離滅裂で、「俺が朝からこんなに頑張ってるのに!」と、自分の朝ごはん事情まで登場する始末。
腹が立ったのはパスタなのか部下なのか、未だもって謎です。
「〇」と「✖」の屈辱的な分類方法
その支店長には、部下をランク分けする妙な癖がありました。融資の実績が好調な人には「◯」、悪い人には「×」。しかも本人を呼ぶときに、「おい、◯の□□さん、ちょっとこっちに来て」や「×の△△、融資稟議はできたのか?」と、直接その記号で呼んでくるのです。
私たちは○×クイズに参加したつもりはないのですが…間違いなく笑えない現実でした。
突然、感極まり会議室を飛び出す
支店の融資成績が芳しくない月がありました。その日の支店会議で、支店長は資料を見て眉をひそめたかと思うと、突然立ち上がり、「こんな成績で恥ずかしくないのか!」と怒鳴り声を響かせました。そのあと延々と私たちへの不満を語りつくし、最後は感極まって涙を流してそのまま一人で部屋を飛び出して行ってしまいました。
残された私たちはうつむいて、ただ沈黙…。誰も何をどうすればいいのかわからず、ただ「戻ってきませんように」と祈るばかりでした。
休日出勤の号令と説教部屋の罠
「みんなで一丸となってがんばろう!」という言葉には本来前向きな響きがあるはずです。
しかし、支店長の口から出ると、なぜか恐怖そのものに…。ある月、「今月は毎週みんなで休日出勤をしましょう!」と元気に号令がかかりました。そして、従わない人には罰として、1時間会議室に拘束されて説教が待っていました。私も何度かその会議室でたっぷり説教されましたが、内容のほとんどが「君もわかるだろう、この気持ち!」という謎の熱弁。
いや、全然わかりませんでした。
あの頃を振り返る
当時は「もうこの支店長の下ではやっていけない!」と感じる毎日でしたが、今振り返るとあの独特のキャラクターが妙に懐かしく思えます。今では部下を「◯と×」で呼び分けをするなんて絶対ダメですよね。ただ支店長自身もプレッシャーを抱えていて、余裕がなかったのかもしれません。
もし今、あの頃の自分に会えるなら、「いつか笑える日が来るよ」と言葉を送りたいです。
もしあなたもクラッシャー上司に悩んでいるなら、未来の自分がその体験を笑い飛ばせることを信じて、どうか頑張ってください!
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